【環境問題】太平洋ゴミベルトとオーシャン・クリーンアップの戦い

こんにちは。

最近、語学学校で太平洋ゴミベルトについて、トピックとして扱っただけではなく、よくSNSなどでもこの話を聞きます。そこで、今回はこれについて調べて自分なりの意見をまとめてみました。

太平洋ゴミベルトとは

太平洋ゴミベルトは、世界で一番大きなゴミの漂流地帯で、カリフォルニアとハワイの間にあります。面積は日本の倍以上と言われ、プラスチックの総数は1.8兆個ともいわれています。

残念なことに、2割から3割のゴミは日本からのものと言われていて、もちろん東日本大震災によるものがそのうちの多くを占めています。総重量の半分弱は漁網となっていて、毎年10頭以上の海洋哺乳動物がゴミによって被害を受けているようです。

太平洋ゴミベルトはそれほど昔に発見されたものではありません。実は、衛星写真に写るものではないため、未だに解明が進んでいない汚染問題の一つです。最近やっとNPOなどの活動のおかげで事態の解明が進んで来たため面積やゴミの内容が明らかになってきたばかりです。

津波や漁網が原因であると言われると、仕方がないと自分たちも関係していないと言い訳をしてしまいそうになりますが、実際はポイ捨てなど個人の行動がこの問題に寄与しているのは間違いないでしょう。

この海洋汚染が、海洋生物に与える影響がどの程度なのか正直この数字をみても想像をすることはできませんが、それでも記事内の画像や面積の記述を見る限り、一刻も早く対処しないといけないのは誰が見ても明白です。

太平洋ゴミベルトの発見と清掃活動

太平洋ゴミベルトが発見されたのは1997年のことです。ヨット愛好家であるチャールズ・ムーア氏が、この海域を通過する際に発見しました。

オランダ人のボイヤン・スラット氏が設立したNPO法人にオーシャン・クリーンアップというものがあります。オーシャン・クリーンアップは3200万ドルもの寄付を使って、大規模な清掃活動を行っています。

特に、システム001と呼ばれる清掃システムは、5年以内にゴミの量を半分に減らすことを目標にして、2018年9月にプロジェクトが開始されました。

これを見るとすごい規模で清掃活動が行われているようです。しかし、正直なところそのゴミはアメリカだけではなく日本にも責任があるのは間違いないので、国際的な環境問題として大体的に扱われてもいいような気がします。つまりは、日本も清掃活動に協力すべきであると思います。

source: The ocean cleanup

経済構造を変える必要があるのではないか

ウィルコックス氏は、「気候変動について考えた場合、カーボンフットプリントを減らすのは難しい。経済を根本から変える必要があるためだ」と話す。「一方、プラスチックの場合、ボトルのふたを地面に投げ捨てる習慣は簡単にやめられるはずだ」。

出典:海洋ゴミ、最も効果的な対策は?|ナショナルジオグラフィック

こういった環境問題全体に言えることですが、それを防ごうとする活動は経済発展に貢献しないことがほとんどです。だからこそ企業が清掃活動をおこなったり、政府が優先度を上げて解決に取り組んだりすることは少ないと言えるのではないでしょうか。

一番言及したいのは、経済活動と二酸化炭素排出量の関係性についてです。上記で述べられているように、気候変動については経済活動が利益追求型である今の状態で対処できるようになるとは到底思えません。たとえ政府が介入して環境第一に考えた施策をうったとしても、根本的に経済的に国全体が生き残っていくことを考えると最大限その施策を実行するというのは難しいものがあると思います。

だからこそ、経済自体が利益追求型であるというのをもう少し緩和していく事が必要になってくるのではないかなと自分は考えています。しかし、それが社会全体の発展にとってもプラスに働かなくてはうまく機能させることができないのも目に見えているので、そのバランスが難しいところです。

根本的に解決できるのか

一方、ポイ捨てについては早急に対応すべきであると同時に対応できる問題ではないかというのは、自分も上記と同じ意見です。自分はポイ捨てしたくてしたわけではありませんが、それでも自分がゴミ箱に捨てたプラスチックゴミが必ずしも海に流れ出ていないとは限らないと思っています。

そういう意味で言えば、最終的に「使い捨て製品を買わないこと」「ゴミをきちんと分別して捨てること」というありきたりな結論に行き着き、結局根本的な解決にならないような気がすることが残念に感じます。

参考

太平洋ゴミベルト、46%が漁網、規模は最大16倍に|ナショナルジオグラフィック
巨大な海洋プラごみ回収装置、海へ|BUSINESS INSIDER
THE OCEAN CLEANUP